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足利ものがたり文化の会 前田/伴パーティのブログ バナナン日記

 宮沢賢治の物語をとおして世代を超えて遊ぶ場です。ともに磨きあい、ともに育つことを目指します。
by maepa

ガドルフの百合 3(8/24)

8月24日 まえぱナラノキでした。
(※次回は9月7日(日)、9月21日(日) GBM 10:00~16:00です)
今回の参加者は良子、けん、永倉拓、城越くん、はるさん、伴。陽子と先生は午後から子供たちのワークショップへ。

 軽く物語全体について意見交換した後、田代パーティが2004年の芸術祭に出品した「ガドルフの百合」のCDをみんなで聴きました。朗読はもちろん作曲・演奏まで自前という力作です。やはり音声があるとやりやすいということで、田代パーティの承諾を得て、ダビングして配ることにしました。(田代パーティのみなさんありがとうございます) お昼をはさんでパート1を動いてみました。視覚4人に聴覚?2人。全集234ページ終わりの(もうすっかり法則がこはれた)という独白に注目して、視覚は風景が壊れていく様子をやりました。( )の独白の部分では視覚はストップし、聴覚の「闇」のようなものがガドルフに接触します。そして(もうすっかり法則が・・・)で、物質としてのガドルフのほかに、第二のガドルフ(ガドルフの意識?)が聴覚によって引っ張り出され、舞台を引き回わされるという表現をつくってみました。

第二のガドルフの登場に何となく手応えを感じつつ、パート2の話を始めたところでワークショップ組からお呼びがかかり合流。子供たちのかしはばやしを見て、ソングバード・歌・・・。
で、ナラノキに戻って次回のことなど決めておしまいでした。
とにもかくにも1回動けたのは収穫でしたしやっぱり人が多いと楽しい。次回もこれぐらい集まれるよう、みなさん時間空けといてね。

〈話し合いの中から・・・〉
○この話は「舎利」「問答」「瞋り」など仏教を匂わす言葉が出てくる。特に舎利は釈迦の遺骨のことであり、熱心な仏教徒である賢治が、楊にそれを見るというのは、楊の中の神聖なものを見たということではないか。
○楊(ぎんどろ)の葉の裏の白さ、貝細工、舎利、百合の白はつながっている。ある意味で死を暗示しているようでもあり、一方で純粋さや神聖なものを感じさせる。
○稲妻がないときの闇の存在を意識したい。稲妻は良いタイミングで光を送っているようにも見えるが、ガドルフを助けようとしているのか。
○パート1の人が来る→来ない、犬がいる→いないなど、ガドルフはもの(物質)の存在を信じられなくなっているのでは?舎利でできた楊や百合は物質としての存在がなくなっても残る本当の存在。最後のおれの百合は勝ったというときの百合はこっちの百合か。

そうそう、音楽は磯田兄につけてもらおうということになりました。音楽のイメージのある人は磯っちにリクエストしてくださいな。
では
では
by maepa | 2008-08-25 23:18 | まえぱナラノキ
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パーティ スケジュール
・金曜日
 幼児 16:30~17:30
 幼児小学生 19:00~20:30

・土曜日
 幼児小学生 18:30~20:00
 中学生以上 20:00~22:00

・火曜日
 幼児小学生 17:30~19:00

・場所は山川町の活動スペースGBMです。

・お問い合わせ
前田  :0284・42・3854 
伴携帯:090・9310・9912
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