足利ものがたり文化の会 前田/伴パーティのブログ バナナン日記

 宮沢賢治の物語をとおして世代を超えて遊ぶ場です。ともに磨きあい、ともに育つことを目指します。
by maepa

さあ、オツベルは射ちだした。六連発のピストルさ。

激辛カレーあり、流しそうめんありの、夏の終わりのマエパナラノキ・プチ合宿、無事終わりました。
さっそくですが次の練習は
9月13日(日)10:00~GBM、
その次は10月11日(日)予定です。
だいぶ発表参加メンバーが増えてきましたが、もう少しメンバーが欲しいというのが正直なところです。セリフわけ、配役も始まっていますので、発表に出たい人はそろそろ名乗りを上げてくださいな。まずは「オツベルと象」を読んでみてください。ちなみにまえぱ出身でなくてもOKですよ~。

ところで、合宿の報告です。参加した人(顔出し含む)は大人16名、子ども4名。久々(?)の人としては万里ちゃんが生れたばかりの長女・さゆちゃんをつれてきてくれたり、草野あっこ、たむけんも来てくれました。そうそう、高校生のみずき君が発表に出てくれることになり、ナラノキ初参加(祝!)。

まず、一日目の朝は桐生に象のいずみさんに会いに行きました。いや~やっぱり本物はちがう!ただでさえすごいのに、これが真っ白だったら・・・とか、集団で荒れ狂って突進してきたら・・・と想像しながら象の前に居座ること1時間半。前評判どおりやる気のない感じだったいずみさん、やがておもむろに歩き出しこちらの方へ向ってきたと思うと「ふぅ」と鼻息をかけてきました。鼻が届かないのはわかっていながらつい後ろによけてしまう迫力。それでまた、物語にあるように、たしかに目が笑っているように見えるんです。

さて、午後からはひたすらテーマ活動。第一日曜と第五日曜のほとんどが一応できました。ちょっとおもしろくなってきました。くわしくは「つづき」で。。。




現段階ではこんな話をしています・・・
 この物語では、オツベル=悪者、象=正義、と読んでしまいがちかと思いますが、ほんとうにそうでしょうか?白象にもう少し知恵があれば、自分で逃げることも出来たでしょうし、怒りにまかせてオツベルを殺した象たちも見方によっては悪者でしょう。それにオツベルをやっつけたって次のオツベルが現れるだけかもしれない。少なくとも賢治さんのような平和主義者が「悪者だから殺してもいい」と考えたとはとても思えません。
 いったい賢治さんは何が言いたかったのだろうか。そう考えているとき、たまたま手に取ったダライ・ラマ十四世の仏教の本に次のようなことが書かれていました。

仏教では苦しみの源を「煩悩」といい、もっとも根本的な煩悩として「無智」「執着(欲)」「怒り」の三つ=三毒がある。また、三毒のうちでも無智が執着や怒りを生む。苦しみから救われるには、(神様に祈るだけではなくて)、自分の中の三毒を消そうとしなければならない。

三毒について詳しく説明することは僕にはできませんが、仮に白象=無智、オツベル=執着、象群=怒り、というふうにあてはめて考えるどうでしょうか。白象(無智)が来たことでオツベルの執着・欲は度を越し、白象の中に生れた怒りは象の群れに飛び火して必要以上の暴力と悲劇を生んだ。三毒の連鎖の物語として読めるように思います。
「この物語の中で悪いのはだれか」ということではなく、「なぜ歴史の中で争いや悲劇が繰り返されるか」ということを考え、無智・執着・怒りがその根底にあることを理解してもらいたい。そのあたりが賢治さんのねらいではないでしょうか。
でも、そういう苦しみ(悲劇)の原因について考えたとして、「だから三毒には気をつけようね」で終わりでは象も振り上げた鼻のおろしようがないように思います。最後の白象のさびしい笑いはなんなのでしょうか。そして、川に入ってはいけないという言葉も気になります。もう一歩踏み込んで考えたいところです。

忘れたくないのは、この物語全体はとても明るいユーモアの雰囲気に包まれていることです。それは語り手である牛飼いの名調子によるものといっていいでしょう。今のところ言語班は牛飼い一味の手下的な感じで、物語を面白く見せるような動きにしています。けっこう視覚班に直接からんでいます。

視覚班は普通に登場人物などをやっていますが、2人以上が組んで一つの形をつくる動きを多めにしています。象の大きさを出したいというのと、今までの人体交響劇では腕を組んだりするようなお互いの体が接触する表現がほとんどないように思うので実験としての意味もあります。

聴覚班は「修行するガンガー草」と名付けました。ガンガーというのはインドを流れるガンジス川のことで、架空の草です。修行するという部分は変えるかも知れません。ガンジス川はインドでは聖なる川といわれ、人々は死んだ後、遺灰をガンジス川に流されることを望むそうです。川はすべてのものが帰っていく場所。
合宿では物語の中で「三毒」がどう働いているかを意識して、それにどのような気持ちで反応するか考えながら動きました。
 おおざっぱですが、こんな感じでやってます。発表に出られない人も練習だけの参加や意見だけの参加なんかも歓迎します。まずは「オツベルと象」を読んでみてください。お待ちしてマース。
[PR]
by maepa | 2009-09-06 01:29 | まえぱナラノキ
<< あゆむ君の公演 今週の伴パーティ >>


パーティ スケジュール
・金曜日
 幼児 16:30~17:30
 幼児小学生 19:00~20:30

・土曜日
 幼児小学生 18:30~20:00
 中学生以上 20:00~22:00

・火曜日
 幼児小学生 17:30~19:00

・場所は山川町の活動スペースGBMです。

・お問い合わせ
前田  :0284・42・3854 
伴携帯:090・9310・9912
カテゴリ
以前の記事
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧